今日は、リビング・ダイニングまわりのアートの飾り方について
インテリアコーディネーターとしての目線も取り入れつつ
スタイリングのコツについて書こうと思います。
上の写真のスタイリングのポイントは、
◆下に置いてある家具(デスク)から、アートがはみ出さないようにする
◆家具が横に長い場合、アートも横に長くなるようにする
◆アートに使われている色の一部を、家具やカーテンにリンクさせる
といったことが挙げられます。
また、家具に光沢がある場合、アートもツヤのある物(写真など)を合わせると
さらに統一感が出てきます。
上の写真のポイントは、
◆アートを数点飾る場合でも、出来るだけチェストからはみ出さないように
◆アートの中の色と、小物の色をリンクさせる(この場合は黄緑)
◆アートの中の形と、小物の形をリンクさせる(二重丸の形です)
◆アートの中の素材と、小物の素材をリンクさせる(この場合は丸形の木製ですね)
次はこの写真です。
◆アートの中にある色で、ファブリックを選ぶ
◆テーブルの上に置く小物にも、差し色としてアートの色を取り入れる
◆アートが際立つように、アートの前に置くソファはオフホワイト等の
おとなしめの色にする
最後の写真です。
壁に穴を開けられない、開けたくないという方も多いのではないでしょうか。
チェストに立てかけてもアートは素敵に飾れます。
◆色をリンクさせる(アートとチェア、カーテン、照明)
◆形をリンクさせる(アートと照明、テーブル上のお皿)
また、アートに沢山の色が入っているので、
ダイニングチェアも敢えて数種類の色を取り入れています。
やはり、アートを際立たせる為、奥のチェアはおとなしめの色を配置しています。
アートのある暮らしをスタートするにあたって、
以上のポイントを是非意識してみてくださいね
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2015」は、
六甲山上を舞台に展示される数々のアート作品を
ピクニック感覚で楽しめる現代アートの展覧会です。
展示場所は大きく分けて5ヶ所あり、1ヶ所毎に入場料を払う方法と、
フリーパスチケットを購入する方法があります。
3ヶ所以上見学するのであれば、フリーパスの方がお得です。
移動手段は、それぞれの展示場所を結ぶバスが1時間に3本出ているので、それを乗り継ぐか、
先にフリーパスチケットを購入して、シャトルバスで移動するガイドツアーに参加する方法があります。
そして、このアートイベントの特徴は、「山の中の散歩」
六甲山上は気温が低く、移動途中はほとんどが坂道なので、
はおり物とペッタンコ靴で参加するのがお勧めです。
六甲枝垂れ
会場のひとつ、六甲ガーデンテラスの中にある 「六甲枝垂れ」
ここは、建築家の三分一博志氏が設計された、自然体感型展望台です。
ヒノキや花崗岩が使用されており、建物の中に入るとヒノキのとっても良い香りがします。
展望台だけあって、大阪湾と神戸港を一望できる場所で、
夜は建物の神戸っ子お勧めの夜景スポットの一つでもあります。
アーティスト伏見雅之氏により、季節毎にLED照明でライトアップされ、
幻想的な空間を体感することが出来ます。
個人的には、夕方から日暮れまでの時間帯がお勧めです。
空の色の移り変わりと、LED照明でライトアップされたアートを是非楽しんでくださいね。
風の教会
建築家の安藤忠雄氏が設計した、「風の教会」
旧六甲オリエンタルホテルの廃業に伴い、この教会も立ち入り禁止となっていました。
今年は、2007年依頼閉鎖されていた「風の教会」が特別公開されています。
安藤忠雄氏の、水の教会(北海道)、光の教会(大阪)と合わせ、
教会三部作と言われている「風の教会」
八木良太氏による、オブジェと音のインスタレーションとのコラボレーションも 必見ポイントです。
旧六甲オリエンタルホテル
原高史氏による、窓を埋め尽くすアートプロジェクト「SIGNS OF MEMORY」
閉鎖してしまった旧六甲オリエンタルホテルの窓を、
ショッキングピンクのアートが埋め尽くしています。
窓を1枚ずつ目で追っていくと、六甲さんについての物語が浮かび上がってきます。
グランドホテル六甲スカイヴィラ
「ART 名古屋 2015」 にも出展されていた、篠原奈美子氏による巨大ウサギのアート。
作品はFRPで出来ており、ウサギの毛並みや耳の毛細血管のような細部まで
非常にリアルに創られています。
木村カエラさんのアートブック「session」の中にも、彼女のウサギ達が出ています。
Rokko Meets Art 2015 の会期は、
2015年9月12日(土)~11月23日(月・祝)まで。
過ごしやすくなったこの季節、芸術散歩にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
東京オリンピック、新国立競技場で一躍日本でも有名になった話題の建築科、
「ザハ・ハディド氏」
彼女がソウルに建てた「東大門デザインプラザ」は、
スケール感や周辺環境との調和、価格面で、韓国でも賛否両論を巻き起こしたそうです。
個人的には、浮遊感、近未来感、スケールの大きさ、ライティングに圧倒され、
大変印象に残る建築物でした。
夜10時を超えても、観光客だけでなく、仕事帰りに通り抜ける人、
ベンチでお喋りをする人、コーヒーを飲んでいるカップル達を見て
ここが街角広場のような役割を担い、
しっかりと街の中に溶け込んでいるように感じました。
そして、LEDの花畑・・・
一つ一つの花に、LEDのライトが仕込まれ、天の川を見ているような感覚に・・・
場所は、Doota等がある東大門ショッピングセンターのすぐ目の前です。
昼間も良いですが、是非夜にも訪れて欲しい建築です。
お施主様へご提案したアートタイル。
最初は写真でのご提案だったのですが、一目見てお気に召され
先日ようやく納品することができました。
アートタイルと、コンクリートブロックの壁が絶妙にマッチしています。
飾ることによってタイルの素材感だけでなく、ブロック壁の素材感も
より一層感じられるようになりました。
このアートタイルはカナダで造られたメモリーブロックと呼ばれるもので、
過去の時代のエッセンスを汲み取り現代風にアレンジされています。
Before
After
ガラス扉の手前と向こうに対象になるように配置し、
一見すると鏡に映っているような錯覚をおこすように飾りました。
よくよく見ると、違うタイルだということに気付くはず・・・
お気に入りのアートは、空間と心を本当に豊かにしてくれます。
ご自宅に空いているスペースがあれば、是非お気に入りのアートを・・・
これからの季節、「芸術の秋」を楽しんでくださいね。
お施主様はお好みのテイストをしっかりお持ちでの方で、海外風のインテリア
をイメージ されていらっしゃいました。
内装は、無垢のウォルナットのヘリンボーン貼や、サブウェイタイル、ブリック
タイルといった自然素材の一方、TOYOキッチンの人工的なステンレス材が
あり、古いものと新しいものが 混在するミックステイストの空間をどう
コーディネートしていくかを考えました。
まずは、床材や、お施主様の持ち込みのダイニングのキャビネットのブラウン色
をベースカラーとし、次にキッチンカウンターや靴箱、飾り棚のアクセントクロスに
使っているブルーをアソートカラーに決め、それらに調和するような家具をセレクトしていきました。
ダイニング
ダイニングテーブルはブラウンとも相性が良いグレーを選び、その中でもアソートカラーの青味がかったものを選びました。写真は4人掛けですが、6人掛けにもなるエクステンションテーブルです。
テーブル上に飾ってあるアンティークの食器と、コンソールの上に飾ってあるフレームの色がダイニングテーブルの色とリンクするようにしています。
ダイニングチェアはアンティークの物で1つずつデザインが違いますが、色みをブラウン系とブラック系の2種類に揃えることで、ちぐはぐな印象にならないように配慮しています。
壁面のアイアンのコンソールテーブルは、左側にあるお施主様のキャビネットの存在感を優先し、敢えて華奢なデザインにしています。
リビング
リビングは、チェスターフィールドのデザインにリネンを貼っているタイプの物を選びました。
チェスターフィールドは200年以上前からあるデザインですが、現代のコーディネートとも合わせやすいのが特徴です。
また、ソファは、脚があるタイプの物だと床から少し浮く為、ソファの下に床の奥行きが感じられ、部屋を広く見せることができます。
その横にはアンティークのひび割れタイプのペンダントを2灯、高さを変えて吊るし、空間に動きを出しています。
土間空間
玄関横の土間空間は、身支度をしたり靴の脱ぎ履きがしやすいよう、フランス製Lilouのベンチを置きました。
来客時が最初に目にする部屋がこの土間空間なので、靴箱上にはディスプレイも兼ねたアンティークの大きな時計を設えています。
ホテルグランヴィア大阪で毎年開催される「ART OSAKA」
今年は7月4日(土)、5日(日)に「ART OSAKA 2015」が開催されました。
グランヴィアホテル26Fをワンフロア貸し切るイベントで、今年で13回目になります。
ひとつのギャラリーにそれぞれ客室一部屋を担当してもらい、
50を超えるギャラリーが個性豊かに展示されていました。
今年は、東京、名古屋、関西のギャラリーをはじめ、パリ、NY、韓国、マカオからも出展。
3日(金)のプレス公開の時から賑わっていましたが、連日の雨にも関わらず大盛況でした。
アートライフスタイリストの仲間も、それぞれ4日、5日とガイドで26Fを奔走しておりました。
素敵なギャラリーが沢山ある中で、個人的に好みだった作品をピックアップしていきます。
上原浩子氏のアートは息をのむ作品でした。
そして、私がガイドを務めた女性のお客様が気に入られご購入されたのが、以下の作品です。
アクリルと金箔の沈金が5層の階層になっており、奥行きのある作品です。
こちらの「JILL D'ART GALLERY」さんは、7月31日(金)、8月1日(土)に名古屋で開催される
ART NAGOYA2015でゲストスピーカーとしても登場されます。
最後に、写真はありませんが、 男性のお客様が気に入られ購入なさったのが、
「ギャラリー風」 の赤松亜美氏の作品です。
アーティストが作品に溶け出したような、そんな雰囲気を纏うアートでした。
赤松亜美氏
ART OSAKAは、若手の現代アーティストが多く、たくさんのエネルギーを貰えます。
アートの世界への入口にはピッタリだと思いますので、
アートにご興味がある方は、是非来年お越しくださいね。
今年は7月4日(土)、5日(日)に「ART OSAKA 2015」が開催されました。
グランヴィアホテル26Fをワンフロア貸し切るイベントで、今年で13回目になります。
ひとつのギャラリーにそれぞれ客室一部屋を担当してもらい、
50を超えるギャラリーが個性豊かに展示されていました。
今年は、東京、名古屋、関西のギャラリーをはじめ、パリ、NY、韓国、マカオからも出展。
3日(金)のプレス公開の時から賑わっていましたが、連日の雨にも関わらず大盛況でした。
アートライフスタイリストの仲間も、それぞれ4日、5日とガイドで26Fを奔走しておりました。
素敵なギャラリーが沢山ある中で、個人的に好みだった作品をピックアップしていきます。
「Gallery OUT of PLACE」
中島麦氏 「悲しき南回帰線」
中島麦氏 「悲しき南回帰線」
上原浩子氏のアートは息をのむ作品でした。
今回のART OSAKA2015の主催者である「TEZUKAYAMA GALLERY」
上原浩子氏 「残り香」
そして、私がガイドを務めた女性のお客様が気に入られご購入されたのが、以下の作品です。
名古屋にある「JILL D'ART GALLERY」
中静志帆氏 「full bloom」
アクリルと金箔の沈金が5層の階層になっており、奥行きのある作品です。
こちらの「JILL D'ART GALLERY」さんは、7月31日(金)、8月1日(土)に名古屋で開催される
ART NAGOYA2015でゲストスピーカーとしても登場されます。
最後に、写真はありませんが、 男性のお客様が気に入られ購入なさったのが、
「ギャラリー風」 の赤松亜美氏の作品です。
アーティストが作品に溶け出したような、そんな雰囲気を纏うアートでした。
赤松亜美氏
ART OSAKAは、若手の現代アーティストが多く、たくさんのエネルギーを貰えます。
アートの世界への入口にはピッタリだと思いますので、
アートにご興味がある方は、是非来年お越しくださいね。
先日、アートライフスタイリストの仲間と
大阪桜ノ宮にある 「ART COURT Gallery」へお邪魔しました。
http://www.artcourtgallery.com/
一見美術館を思わせる建物が、彫刻の森を抜けた先に佇んでいます。
ART COURT Galleryは、現代美術をメインに扱う画廊で、
特に若手のアーティストや作家を精力的に取り上げていらっしゃいます。
展示されていた新平誠洙氏の作品は、インテリアとも非常に相性が良く、
医院のインテリアを担当しているアートライフスタイリストの一人は
真剣に購入を検討していました。
写真のように見えますが、モノクロと蛍光色のみで展開するキャンバス・油彩画です。
ギャラリーは作品の邪魔をしないように、壁一面ホワイト色のことが多く、
その為、インテリアも非常に映える空間になっています。
中庭に面した空間に置いてあった、Tip Tonチェアがとても素敵でした。
ART COURT Galleryは、7/4(sat)・7/5(sun)の2日間、
ホテルグランヴィア大阪で開催される 「2015 ART OSAKA」にも出展されています。
東京に比べ、ART OSAKAは若手アーティストの作品も多く、
価格も購入しやすい、インテリアに合う作品が多いといった観点から
インテリアアートをお探しの方にもお勧めです。
ART OSAKA 2015の詳細はコチラ
http://www.artosaka.jp/
大阪桜ノ宮にある 「ART COURT Gallery」へお邪魔しました。
http://www.artcourtgallery.com/
一見美術館を思わせる建物が、彫刻の森を抜けた先に佇んでいます。
ART COURT Galleryは、現代美術をメインに扱う画廊で、
特に若手のアーティストや作家を精力的に取り上げていらっしゃいます。
展示されていた新平誠洙氏の作品は、インテリアとも非常に相性が良く、
医院のインテリアを担当しているアートライフスタイリストの一人は
真剣に購入を検討していました。
写真のように見えますが、モノクロと蛍光色のみで展開するキャンバス・油彩画です。
ギャラリーは作品の邪魔をしないように、壁一面ホワイト色のことが多く、
その為、インテリアも非常に映える空間になっています。
中庭に面した空間に置いてあった、Tip Tonチェアがとても素敵でした。
ART COURT Galleryは、7/4(sat)・7/5(sun)の2日間、
ホテルグランヴィア大阪で開催される 「2015 ART OSAKA」にも出展されています。
東京に比べ、ART OSAKAは若手アーティストの作品も多く、
価格も購入しやすい、インテリアに合う作品が多いといった観点から
インテリアアートをお探しの方にもお勧めです。
ART OSAKA 2015の詳細はコチラ
http://www.artosaka.jp/
梅田グランフロントナレッジキャピタルにある『ナレッジサロン』
ここは、ビジネスパーソン、研究者、大学関係者、クリエイター、芸術家など、
様々な分野を超えた出会いと交流により新たな価値創造を目指している会員制サロンです。
非常に好評につき、現在は新規会員の募集を見送っているとのこと。
この場所の素晴らしいところは、交流や価値創造としての「場」を提供するにふさわしい、
インテリア・カフェスペース・アートを融合させた非常に心地の良い空間に仕上げているところ。
手前にあるのが植物からインスピレーションを受けデザインされた椅子、Vegetalベジタル
その奥の壁に飾られているモノクロの写真は、絵画のような写真を撮る岡本啓氏の作品。
中庭のウッドデッキスペースに佇む、ステンレスの屈曲彫刻家 リ・ユンボク氏の作品。
ウッドデッキの自然素材と無機質なステンレスの素材が、対照的なコントラストを生み出し、
黒い台座が2つの素材の中間領域となり、境界としての役割を持ち、より一層作品を際立たせています。
インテリアの提案でも、異素材を組み合わせる場合、中間領域を設けることにより
なじみやすくしたり、印象深い雰囲気に仕上げるたりすることができます。
フローリングの上にラグを敷いて革張りのソファを置くといったことや、
床の間にもう使わない帯を敷き、その上に花器を飾ると面白い空間に仕上げることができます。